• テキストサイズ

上手に笑えるようになりました【鬼滅の刃】

第14章 嚆矢


急に空気が張り詰めるような圧迫感を感じた
よく考えると何ら家と変わらない空気だけど



あれ

おかしいな


何故か自分が笑えてくる
なんで僕は今死にたいんだろう
今まで経験したようなことを今日も同じように繰り返しただけなのに何故今死にたいんだろう


「男かぁ 残念だなぁ殺すのも面倒だしなぁ」


寒くて歯と歯が噛み合わない
こいつが鬼ということは全神経が教えてくれた
逃げろとも言った

でも逃げなかった

殺されるって思った瞬間なんで自分が死にたいかわかったんだ

生きることに執着してないんだ
生きるって死ぬことよりも辛いんだよ
このことがわかった瞬間
気持ちが軽くなって
少し心がくすぐったくて
くすぐったいって言っても
手が届かなくてとても痛痒い気持ち

変な目の色
髪色がおかしいとは僕も同じようだから言えないけど

笑ってやがる
あぁ僕はこれで殺されるんだ


心臓を一思いに突いてとは思わない
うん
苦しむことだって容易い
死ねるんだ


良かった

あれ、僕も笑ってるよ



おかしいなぁ






「なんだろう...君の匂い...ずっと昔に嗅いだことがある気がする」


え?早くころ「なぁに死にたいの?
別に俺は救ってあげてもいいけど
もうちょっと待ってよ 誰だったか思い出してるんだから」


は?


自由なんだ鬼も





/ 337ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp