第14章 嚆矢
「お前 今好きな人とかいねぇのか?」
「なんですかいきなりそれに今って前にいたみたいじゃないですか」
「まぁガキの恋愛の戯言にゃぁ興味はねぇが
お前煉獄のこと好きだったろ」
...
「好きでしたけど今好きな人...は特に...
それにもうすぐ戦いで死ぬかもしれないって言うのに恋愛のざ れ ご と なんて言ってられませんよ」
こういうのはムキになるだけ疲れる
だから宇隨さんみたいな人には
正直に言うのが...
「つまんねーやつだな...まぁでも戦いで死ぬかもしれねえからこそ恋だの愛だのに身を委ねてもいいんじゃねぇーの?っま俺には嫁がさ「はいはい...」」
打ち合わせと言っても
煉獄さんのお父上は来ないし
いつもの2人の雑談になる
はぁ...
この人は
3人の奥さんを持って心配を3分割するどころか
3倍にしているし...
奥方が気の毒...
「宇隨さんは...あ いや なんでもないです」
「なんだよ言えよこの宇隨様になんでも「言う気失せました」...ったく...
お前はこの戦いが終わったら何すんだよ」
少しびっくりした
自分のが聞こうとしたことを宇隨さんに聞かれたのは
不意をつかれるような感覚