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上手に笑えるようになりました【鬼滅の刃】

第11章 弓を引き 雫を穿つ


もしこのまま行けば蜜璃さん会えるかもしれない
蜜璃さんなら炭治郎さんと不死川さんに合流してこの状況を少なくとも変えられる
本当なら私もそっちへ行くべきだ
炭治郎さんが鬼舞辻無惨に狙われていることを知っているからこそ上弦の鬼はそっちにいるはず


でもなぜ私の足は時透様のところに向かっているんだろう



刀が軽い
切れ味も悪くない
だいぶ人を見かけることがなくなってきた

少なくとも
呼吸を使って感じる人と鬼の距離は近くない

今までのバランス、
刀の重さが変わったおかげなのか
一つの呼吸の型で繰り出されるものの威力が
普通の時より大きい
ただまだ刀が私に慣れてくれない
そんな違和感があった


時透さんのところへなかなかつかない
蜜璃さんも来てらっしゃるから伊黒様も飛んで来てくださったらいいのに




今の時刻が知りたい
最初に聞こえた大きな音が鳴ってから随分たった
長期戦に持っていけるのなら日の力を借りられる
力で押し負けたとしても
これ以上被害が拡大しなければいい
この機に上弦の鬼を二人も倒せるとしたら
きっとこの鬼との戦いに終止符を打つことができるかもしれない


















でも実際はそうでもなくて
胸騒ぎが収まらない本当の理由を私はまだ知らなかった








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