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上手に笑えるようになりました【鬼滅の刃】

第11章 弓を引き 雫を穿つ


「ごめんな 気を使わせるような話して」

「いえいえ...私こそ何も言えなくて



でも私は努力できる人よりも諦めない人の方がいい」



日輪刀の色が変わらなくても
この手は
ずっと刀を握ってきた手で
努力できるのと諦めないのは
何となく似ているけどどこか違くて
痛々しいしいほどに伝わるのは
現実の波に掻き消されてしまう尽力だった












夜になった
結局不死川さんに何も言えず
部屋に戻ってきてしまった

なんて声をかければよかったんだろう

椿はお風呂に行ってからはすぐに寝てしまった

どうすればよかった

いや、私にかけられる言葉なんてなかったのかもしれない




眠れず外を歩いていると
山の中のせいか星がよく見える










ドゴ-ン!!!!!!!!!!







何の音?


おかしい


この里に鬼が現れたはずないのに
何故ここに鬼がいる



刀は前から使っているやつしかない
面はつけてる
簪を抜いて袴帯に差し込む


私はどれほど歩いていた?

状況が知りたい


夜の呼吸 弐ノ型 白夜


鬼が五、六 と数が増えている
うち二人は禰豆子ちゃんと...椿も
東に鍛冶職人と鬼殺隊
南にも二人鍛冶職人
なぜ錦の応援は来ないの
なぜ いや そんなはずはない
ここに紫遊佐はいない



前の任務の時の上弦の弐よりは雰囲気が薄いけど
この感じだと上弦の鬼だ


走っている時 鬼と面をつけた子供を見つけた
魚のような鬼
壺が逆さについている


夜の呼吸 陸ノ型 あけ...


あれ...壺が斬られた


「しゆ...霞柱様...」






長髪に大きい瞳
髪の色が黒くなければ紫遊佐そのものだった



















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