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上手に笑えるようになりました【鬼滅の刃】

第10章 鬼と花



ここ?



背中に背負った椿は既に寝てしまった
しばらく歩いていると板垣が横にズラっと並んでいる道に出た
額につけた紙のおかげでここまで来られたけど
目に現れる矢印のようなものはこの板垣の奥をさしている

感覚が鋭い訳でもないからこの先に何があるのか分からない
伊之助さんだったらわかったかな

片手は椿を支えるのに塞がっている


はぁ...一か八かかぁ...


足を踏み入れてみる
するとそこには
西欧風な立派な家が建っていた



ノックして出てきたのはさっきの男性だった

「醜女が餓鬼を連れて来やがった...
ッチ お前らは珠世様の心がだなぁ...
「愈史郎!!」」

「中に上がってください
目眩しの術をかけているので来るのは大変だったでしょう」

私醜女って言われた?
いやそれより鬼が餓鬼(がき)とは...
少々癪に障る

部屋の中は病院のようになっていた
そこには先ほどの男性が横になって眠っている


「私は鬼ですが医者でもあります
彼は寝ていますが次に目覚めた時、どうなるかは分かりません」


背中にいた椿は診察のベッドを使って寝かせてもらった
ここまま男性の無事を確認したらまた任務に行かなきゃだから椿を連れてくる必要はなかったかもしれない

「私は錦 紫娜と申します
先ほどは本当にありがとうございました」

「あなたが鬼となった者を助けようとしていたからです
私は珠世と言います」





珠世ってあの珠世さん?






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