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【NARUTO】千手扉間

第5章 真贋【*】


【R18 ver】

飛雷神の術で部屋へと運び、適当に椅子に座らせる。
名無しに背を向け、寝具の準備をしている最中にも何かを言っていたが適当に返事をしていた為、内容までは聞いていない。
準備を終え「着替えて寝ろ」と一言言い残し部屋を後にする。

しかし、自室へと戻る途中もちゃんと寝たかどうかがどうしても気になり仕方が無かった。
万が一あの状態で儀式の間に戻られては困るし、今は大人しく寝てくれるのが一番良いのだ。

そんな心配もあり仕方なく踵を返し部屋を見に行けば、部屋に居たは良いが、あの格好のまま直接布団に横になっており、溜息を吐きながら仕方なく起こす。

「おい、そんな格好で寝るな。皺が付くぞ」

眠っている所を起こされ、少し唸った後に薄っすらと瞳を開ける。

ミトから借りたのだろうと言えばまた少し唸った後に覚束ない手付きで着替え始めた。
女の着物とは随分と不便なもので、何重にも重ねて着ている為に脱ぐのも一苦労だ。
胡座をかきながら着替えをじっと見ているのも変だが、自分がこのまま部屋に戻れば確実にそのままの格好で寝るであろう名無しの姿が容易に想像でき、仕方なく着替えが終わるまで待つ事にした。

しかし、それが間違いだったのかもしれない。
目の前で着替えられれば当然視線は、女性特有の膨らみや首筋、腰、足へと向かうし、ましてや今は酒が入っており警戒心が無く、いつもと違う姿に化粧までしている。

ダメだと分かってはいても、どうしても見入ってしまう。
なるべく見ない様に視線を逸らすが、そんな自分の様子を変に思ったのかフラフラとこちらへ肌着姿のまま歩いて来る名無しの姿が目に入り、そのままその様子を窺っていれば、胡座をかいている足の上に座りもたれ掛かりながら嬉しそうに笑うものだから、驚きと同時にどうして良いのか迷う。

一向に退く気配も感じられず、つい、その柔らかな身体と体勢に我慢出来ず、背後から露わになっている首筋に口付けを落しながら肌着の上から柔らかな胸を揉み拉く。

「んっ、ん…ぁ」

薬のせいなのか、それともただ酒が入っているせいなのか、快楽には忠実ですぐに名無しの口からは甘い声が漏れる。
肌着の隙間から直接触れば更に甘い声が漏れ、それがより一層自身を昂らせる。
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