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【NARUTO】千手扉間

第2章 交換条件【*】


「随分と締めるな…っ、そんなにも良いか?」

「んっ…、お前こそ随分と余裕がない様に見えるけどな…っ」

「ふっ、口の減らん女だ…」

そう言い、片足を持ち上げられ更に深く奥へと入って来る感覚に熱い息が漏れる。
押しこむ様に何度も体重を掛けられながら揺さぶられ、甘い痺れが身体を襲う。
薄っすらと瞳を開ければ、真っすぐこちらを見下ろす瞳と視線が重なり、そのまま乱暴に唇を塞がれる。

自分を抱いている男の瞳は酷く情熱的で、普段の冷めた印象からは随分とかけ離れて見えた。
抱かれながら頭の片隅で普段の何を考えているのか分からない瞳よりも、自分を抱いている時のこの瞳の方が何倍もましだとぼんやりと思った。

「…っ、はぁ…。首に捕まってろ」

言われた通り首に腕を回し捕まれば、身体を抱き起こされ男と向き合う形になる。
先程までの体勢と違い、自分の体重でより一層深く押し込まれ余裕がない。

それに気付いているのかいないのか、そのまま腰を持ち上げられ下から突き上げられる。
こうやって同じ目線になってみると、男と女の体付きの違いを思い知らされる。
自分を簡単に持ち上げ、支えられる逞しい腕に嫉妬する。
厚い胸板も大きい手も全部違う。

「はぁ、はっ…!んん…っ」

突き上げる動きに自然と息は上がり、回している手に力が入る。
肩口に顔を埋めれば、腰を支えていた腕が背中に回り、身体全体で突き上げられる様な動きに変わる。
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