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【NARUTO】千手扉間

第2章 交換条件【*】


【R18 ver】

先程まで激しく抵抗していたとは思えない程、自分の下に居る女は随分と大人しくなっていた。
身体を差し出す事を条件に封印を解けと言われた時は、正直耳を疑った。

「長い間チャクラを感じないと、いくら一人で修業をしていようが身体はどんどん鈍る。それが嫌なだけだ」と女は言った。
修業の為だけに迷いなく身体を差し出す。
自分の女としての性に対してこんなにも無頓着で客観的に考えていたとは夢にも思わなかった。
普通の女として生きたいとは思わないのかと問うた時に女が言った言葉を思い出す。

「あの時に女を捨てた」
過去に何があったかなどを詮索するつもりはないし、それがこの女の生きて来た道なのだから自分には関係のない事。

「っ…、ふっ…」

逃げる舌を捕らえ絡ませれば、瞳を閉じている女の顔が少し歪む。
それでも微かに漏れる声は艶っぽく、少しずつ気持ちが昂るのを感じる。
纏っている服を剥ぎ取れば、いとも簡単に裸に近い姿になる。
自身も服を脱ぎ捨て、再び女に覆い被さる様に組み敷く。

身体の線に沿う様にゆっくりと手を這わせれば、少しだけ身体が跳ねた。
いくら灯りが無く暗かろうとも、微かに月の光が障子を透け部屋の中に入って来る。
顔を見られるのが嫌なのか、左手で瞳を隠す様に覆っている。

「…隠すな」

そう言いながら、左手に指を絡ませ自由を奪い、もう片方の手で胸の膨らみに手を伸ばし形の良い胸を玩ぶ。
それから少しして暗闇にだんだんと目が慣れて来ると、今まで気付かなかったものに気付く。
肩から胸にかけて斬り付けられた様な大きな傷跡やそれに似た様な傷が大小様々身体の至る所に残っていた。

驚いていないと言えば嘘になる。
忍である以上、傷を負う事は仕方がない。
それでも、自分よりも遥かに小さく華奢なこの身体に残る傷跡の多さを目の当たりにすると、つい見入ってしまい手が止まる。

「抱かないのならばさっさと退け」

「誰も抱かんとは言っていない。ただ、少し驚いただけだ」

「…こんな身体中傷だらけの女はそうは居ないからな。私は別に気にしていない。それにお前も似た様なものだろ」
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