第4章 シュプリーム
「ちょっと、翔ちゃん…J…タオル…」
「えっ…持ってきてないよ!?」
「ぶははははは…」
「嘘でしょ!?持ってくるって言ったじゃん!」
「しょおくん!ちょっと!俺、聞いてないんだけど!」
「ぶははははははは…」
主犯は、ニノと翔ちゃんか…
あとでコブラツイストの刑だ。
「と、取ってくる…」
「ああ~…もう私も行きますよ…結構大惨事になってますよ?」
「ぶはははははははは…」
「えっ!?そんなに?」
「だって…翔ちゃん面白がって、メントス仕込みすぎてましたもん…ぶぶぶっ…」
わかってたなら止めろよ!
「ほら…行きますよ…」
翔ちゃんの笑い声が段々と遠くなっていく。
どうやら3人でタオルを取りに行ったようだ。
「あああ…」
おーちゃんがなさけなーい声を出して。
やっとコーラのボトルの噴水は止まった。
俺とおーちゃんの下には、茶色い水たまりができてて。
俺とおーちゃんの服は、茶色に染まっている。
そして、ボトルを握っている俺とおーちゃんの手もビショビショで…
「なんか…ごめんね…相葉ちゃん…」
「いいよぉ…おーちゃん、知らなかったんでしょ?」
「…なんか、仕込んでるなってのは知ってたんだけど…こんなことになるなんて、知らなかった…」