第4章 シュプリーム
そう言って、俺の手にボトルをもたせたまま、キャップを開けた。
「あっ…」
「うわあっ…!?」
その途端、コーラがぶしゃあっと吹き出してきた。
「ちょっ…うをっ…なにこれ!?」
「うわああああ!止まんないよおおっ…」
メントスコーラじゃねえか!!
「ぶはっ…」
ニノが堪えきれないって感じで吹き出して。
「てっ…てめえ!ニノ、お前か!コラ!」
「ごっ…ごめえ~~~んっ!」
メントスコーラの飛沫のかからない位置で、笑いを堪えている。
同時に、階段の下の方からもなんか笑い声が聞こえてきて。
「ちょっ…翔くんっ…」
「だっ…だってぇ…ぶはははははっ…」
松潤の焦った声が聞こえて…
「おーまーえーらー!!!」
「うわあんっ…ねえっ…止まんないよっ!?なにこれ!?」
おーちゃんが泣きそうな顔で、コーラをどうにかしようとしてるけど、無理ってもんだ。
どんだけメントス入れたんだよっ!?
「ヒー…もう、だめだああ…」
ニノが笑いながら階段を降りていく。
「ニノっ…待て!てめえコラっ!」
「翔ちゃんとJが拭くもの持ってるからあ…ヒー…ぶっ…待ってて…」
そう言って腹を抱えながら、階段を降りていく。
階段の下からは、まだ翔ちゃんの爆笑が聞こえてくる。