• テキストサイズ

カラフルCU【気象系BL小説】

第4章 シュプリーム


「…なにやってんの…?」

ドアを開けたら、なぜかおーちゃんとニノがこっちに向かって、どしゃあっと倒れ込んできた。

「あ…あら…?」
「痛い…ニノ…どいて…」

おーちゃんが下敷きになって、ニノがなぜか馬乗りになっている。

「ご、ごめんっ…」

小動物みたいにささっと動いて、ニノはおーちゃんを起こした。

「…いやあ…相葉ちゃん、なんか飲むかなあと思って!!」

なんておーちゃんは腰を擦りながら、俺にペットボトルのコーラを差し出してきた。

「いいって言ったんだけどさあ。この人、聞かなくて…」

ニノは苦笑いして、俺を見上げた。
その顔には、”邪魔してごめんね”って書いてある。

「…ううん…ありがとうね…」

ペットボトルを受け取ると、ぬるい。
随分長い間、俺のことここで待っててくれたようだ。

「ごめん…なんか…」

ペットボトルを持ったまま呟くと、ニノが焦った顔をした。

「なっ…なに謝ってんのよ!気持ち悪い!」
「き、気持ち悪いはないだろおっ!?」
「まあまあ…相葉ちゃん、飲みなよ?ね?」

おーちゃんが、俺の手にもってるペットボトルにそっと手を添えた。

「あけたげよか?」

/ 327ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp