• テキストサイズ

カラフルCU【気象系BL小説】

第3章 アガット


もやもやしながらも、なんとか二件仕事をこなして…
国立のための、リハーサルやらなにやらで抑えてるビルに向かった。

打ち合わせの部屋に入ると、翔くんがいた。

「んがっ…」

びっくりして、のけぞったら後ろのドアに頭をゴチンとぶつけた。
目から火花が出るかと思った。

「痛ったー…」

翔くんは、俺を見て笑っていた。

「松本さん、大丈夫ですか…?」

マネが心配そうに周りをウロチョロするのが、うっとおしかった。

「いーから…マック買ってきて」
「はい?」
「マック!てりやき!チキンナゲットもな!」
「はっ…はいいい…!」

マネが出ていったら、打ち合わせ室はシーンとなって。

と、いうのも。
他のスタッフさんは居なくて、俺と翔くんのふたりきりで…

ど…どうしよう…

翔くんのマネ、どこ行ったんだろ…

「きょ、今日…どうしたの?」
「あ?打ち合わせしにきたに決まってんだろ」

そ、そうだよね~…

なんか話しかけないと間が保たないと思って、頭を擦りながら話しかけてみた。

「ま、マネは…どっか行っちゃったの?」
「あー…飯買いに行ってもらった」
「あ、ああ…そう、だよね…」

ザ・気まずい。

/ 327ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp