第3章 アガット
慌ててスマホを探し出して、アラームを止めた。
これから先のアラームも止めた。
スヌーズも解除。
「…あの…」
またベッドに沈んでしまった翔くんに話しかけてみた。
「あんだよ…?」
もんのすごい不機嫌で…
でもNakedなんだよな…
「あの…なんで俺んちにいるの…?」
「はあ!?」
うわっ…こわっ…
やばい、なんか地雷踏んだか?
え?だって、え?
あれ?
「ごめん…昨日、一緒に…飲んだ…?」
「はああああ!?」
ガバっと翔くんが起き上がった。
オウ!下もNaked!
「ま、待て…隠して…?」
「はああああああ!?」
そんなの見せるなよ!朝から!
「おまえだって丸出しだろ!?」
俺もかよ!俺も下がNakedだったよ!
「ご…ごめん…」
慌てて枕を掴んで下を隠した。
でも翔くんは、全然隠してくんない。
○ん○んぶらぶら…
って、そこばっか見てんじゃねえ!俺!
「大体…なんだよ…覚えてねえの?昨日のこと…」
「は…まあ…その…すみません」
「すみませんじゃねえよ…あんなことしといて…」
翔くんはボリボリと頭を掻くと、あぐらをかいた。
オウ!ますますNaked!