第7章 Coke+ポンパドール -Fseries-
「ほあっ!?」
俺に向かって細長いケーキ入れるような箱が飛んできた。
それをしっかり受け止めたから、潤まで受け止められなかった。
「じゅっ…潤!大丈夫か!?」
「痛ってー…って…え?」
潤は膝を擦りながら起き上がると、俺をじっと見て固まった。
「はっ?えっ?」
「え…?」
「…なんで素っ裸なの…?」
「あっ…」
思わず前を隠そうとしたけど、箱…食べ物が入っていそうだから、なんか嫌だからやめといた。
「…なんかエッチなことしてたわけ…?」
「い、いや…その…あの…」
「は、はーん…?俺たちが到着するのが遅いから、待ちきれなくなっちゃったんだ?」
「えっとな…?だからな…?」
「あれ?でもカズヤのママさんが来るって言ってなかったっけ?え?ええええ…?ちょっと…あんたたち…」
「ち、違うって!違うから!まだママさん到着してないんだよ!だから…雅紀が…」
「え?相葉さんがどうしたの?」
「目を覚まさないんだっ…」
「えっ…」
すっごい軽蔑した目を俺に向けてきた。
「…どうして人が来るってわかってるのに、そんなになるまでセックスするの…?」
「ちちちちがっ…だからっ…まだコトには及んでいなくてだなっ」
「は?気持ちよすぎて意識飛ばしたんじゃないの?」
「違うっベッドから落ちて…もしかして頭打ったかもしれない…」
「ええええ!?先にそれ言いなよ!どこ!?相葉さんどこにいるの!?」