第7章 Coke+ポンパドール -Fseries-
その後、病院に着いて…
いつも事務所で使う港区の病院で。予め潤がマネくんに連絡入れておいてくれたから、事務所の人間が待っててくれた。
診察を受けている間に、パティを翔くんちに届けてくると言って、潤は車から俺を下ろすとそのまま行ってしまった。
「…寂しい…」
「は?なにか言いましたか?大野さん」
「いんにゃ…はよ行こ…」
「はい。正面じゃなくてこちらから行きましょう」
いつもの裏口っぽいとこから入って、診察を受けた。
医者の言うことには、ちょっと疲れが溜まってるんだろうということで、ただの風邪ってことだった。
インフルだったらどうしようと思ったけど、検査したら違ったからよかった。
ちょっと熱が高いから、点滴しましょうってことになって…
病院に着いたら7度9分になってたから…
本当は時間が掛かるから嫌だったんだけど、寝てれば終わるって思って仕方なく点滴を受けていくことにした。
準備してる間、潤に電話を掛けてみたけど、ドライブモードだった。
「あれえ…?おかしいな…到着しててもいい頃なのに…」
しょうがないから、マネくんに潤に連絡入れておいてくれるよう頼んで、点滴を受けた。
…速攻寝た。