第2章 ローズ・マダー
揺れ動く潤は、綺麗だった。
少し長めになってた髪が、目に掛かって。
強い光を隠してくれる。
白い首筋に吸い付きながら、下から登ってくる快感に身を任せた。
「さとっ…智っ…」
「潤…ああ…ね、気持ちいい…」
汗がとめどなく出てくるけど、腰を突き上げることがやめられない。
アソコの先から、熱い快感が登ってきて…
脳の血管が焼ききれそうだ。
焼ききれそうなのに、まだ欲しい。
もっと、なにもかも。
忘れるような快感。
潤の足を抱えて、ねじるように倒す。
ぎゅっと潤の肉が僕の肉棒を締め付ける。
更に奥に強引に突き立てると、潤の中がひくついてきた。
「あっ…ああっ…もっ…智っ…」
「くっ…あ…潤…もう、イクからね…?」
腰の括れを掴んで、ありったけの力で打ち付けた。
皮膚のぶつかる音が聞こえるほど、全部打ち付けた。
「あっ…ああああっ…イクっ…」
「さ、とっ…」
潤の中に、ありったけぶちまけて。
目が眩む。
ぐるぐるしてる脳みそは、まだ鎮まらない。
潤の腰を掴んだまま、ただその快感に漂っていた。
「智…」
潤の呼びかけに目を開けると、少し腰をずらした。
中からずるりと僕の肉棒が抜け出てきて。
とろり、精液が一緒に出てくる。
それを拭こうと、少し目線をずらした。
「あ…」
目に入ってきたのは、潤の精液が染みるシーツ
潤の顔を見ると、恥ずかしそうにそれを手で隠してしまった。
視界が、揺れた