第7章 Coke+ポンパドール -Fseries-
「…何が違うの?」
「俺のほうが老けてるもん」
「あのねえ…」
「潤は、いつまでもかっこいいもん」
ちょっと…なに…
普段そんなこと言わないくせに、こんなときにそんなこと言う?
思わず智のかわいこちゃんを握ってる手が緩んだ。
ふにゅってなってるかわいこちゃんをもう一回ぬるりと握り直して、ゆっくりと扱き出した。
「…潤…」
「かわいい…」
「…え?」
「智、かわいい」
「か、かわいくなんか…」
真っ赤になって目を逸らすけど、手の中かわいこちゃんは、びくりと一回り大きくなった。
「…一生、かわいい…」
「んなわけねーだろ…」
「おっさんになったって…ジジイになったって…智が一番かわいい…」
ぐんぐんぐんと俺の手の中かわいこちゃんは喜んでる。
「…ほん、とに…?」
泣きそうな声。
感じながらも、確認したいんだ。
俺の、気持ちを。
かわいい…本当に、俺のかわいこちゃんは、かわいい。
鈴口に親指を突っ込みながら、握り込んで激しく手を動かした。
「あっ…あっ…じゅ、んっ…で、るっ…」
「かわいい…智…」
「潤っ…もっとっ…」
俺の智…
もっと、自由に…
心をもっと、解放してよ