第6章 シュガー・ビート

「すごいね。ヌルヌルしてる…」
「翔ちゃんだって…さっきからずっとフルじゃん…」
「あら。バレてた？」
「バレてる…」

鎖骨や胸板にキスしながら、握った手を動かすと智くんの手が俺の肩を掴んだ。

「やぁ…もお…」
「嫌じゃないでしょ…？」
「…だってもう出そう…」

小さな小さな声で答えて、それからまた小さく喘いだ。

「気持ちいい…？」
「ん…きもちいい…」

もっと気持ちよくなってほしくて…
乳首をぺろりと舐めてみると、ひゃあって飛び上がるし。

「そこだめぇ…」

気持ちいいんだ。
じゃあもっと。

「や…あっ…だめぇっ…イッちゃう…待って待って…」

ベロベロと乳首を舐めながら手を動かしてたら、智くんの熱い棒からダラダラと先走りがいっぱい出てくる。
手に伝って手の中までぬるぬるになって、ぐちゅぐちゅといやらしい音まで出てる。

「いいよ…イッて…？」
「やだぁ…次イッたら、俺…多分寝ちゃうからっ…」
「えっ！？」
「だから、待ってって言ったのにぃ…」

半泣きになりながら、智くんはベッドの上に転がってたボトルを手に取った。

「だから…はやく…して…？」
「わ、わかったっ…」