• テキストサイズ

カラフルCU【気象系BL小説】

第6章 シュガー・ビート


もちろん、ソーシャルディスタンスはばっちりと取った上で、マスク着用。
潤に至ってはフェイスシールドまでつけてる…すげえな…

楽屋のソファの前に置かれたテーブルの上に、モニターを載せてふたりで映像チェックをしている。

別々でという案もあったが、一番広い部屋で間隔を取れば大丈夫ということで、久しぶりにメンバー一同が揃った楽屋になった。

Vにいさんや、キンプリの連中もそうしてるみたいで、久々に会った面々もなんだか嬉しそうだった。

やっぱ俺たちみたいな職業は、ステージがないとね。
なんて再認識した。

「やっぱさあ…これがないと、楽しくないよねえ?」
「まあほんと久しぶりだもんな…いつ以来だっけ?」
「わかんない」
「…うん。知ってた」

本番まではちょっと時間があって。
リハがさっきまで行われてて、このあと建込みの直しが入って、3グループ連続で本番の収録の予定だ。

潤の方でも演出打ち合わせが一区切りついて、楽屋で休憩中。

楽屋は非常に和やかな雰囲気だった。
そしてなんか、そんな空気がとても嬉しくて。

いつもより浮かれた気分になってた。

ニノはソファに寝そべってオンラインゲーム中。

我らが御大は…

「あれ?どこいった…?」

楽屋に姿が見えなかった。

「もしかして…御大…」

演者もスタッフも最小限で、収録スタッフさんや技術スタッフさんも最小限だから、いくらでも隙はある。

「マジか…」

さすが、どんなに日焼けしても釣りに行って、事務所にバカみたいに怒られたことのあるリーダー大野智だ。

こんな状況でも、オナ活を忘れないとは…
尊敬する。

/ 327ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp