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カラフルCU【気象系BL小説】

第6章 シュガー・ビート


最初は、中国の局地的なもので。
まさかこれが、全世界的なパンデミックを引き起こすものだとは思ってもみなかった。

そこから数ヶ月の新型コロナウイルスの騒動は、想像を絶するほど大変なものだった。
全く仕事ができない期間もあり、ひたすら自宅の掃除をしているしかなかったりで。

俺達のレギュラー番組も過去の総集編などを放送してなんとか凌いだ。

俺自身も平熱より少し高いことがあって、慌ててPCR検査を受けさせてもらったりもしたが…結局は、なんとかメンバーは無事に過ごすことができた。

その間に…今年の活動については、大きな変化があり。

今現在も先の見えない状況が続いている。



「っかーーーー!いいねいいね!これだよ!」

6月12日、横浜アリーナの楽屋。
今日はスマイルアッププロジェクトのハッピーライブ収録。

ここに来るまで長い道のりだったが、やっと感染症対策をばっちりした上でだけど、歌収録ができるまでになった。

まだ新型コロナウイルス感染症は落ち着いては居ないけど…

でも、ライブ収録ができる。
これだけで、本当に嬉しかった。

「いやあ…まじでもうね…嬉しいね…」

雅紀と潤がリハの映像を見ながら、嬉しそうに話している。

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