• テキストサイズ

カラフルCU【気象系BL小説】

第5章 ブーゲンビリア-Fseries-


ふわふわ…しあわせな時間…

「智くん…俺、すんごいしあわせだよ…」
「どうしたの急に…」
「んふふ…なんでだろうね。インタビューでいろいろ聞かれたから、いっぱい色々思い出したからかな?」
「そっか…」

きゅっと。
テーブルに載せてた手を握ってくれた。

「俺も、しあわせだよ」
「うん…」

ここまで…長い道のりだった。
精一杯生きてきたつもりだけど…やっと今、本当に生きてるって…そう実感できる。

息をしてる

「翔ちゃん…」

智くんの唇が近づいてきた。
軽く重なって、またすぐに離れていく。

「やだ…」
「え?」
「もっと…智…」

そう言うと、かあっと顔が赤くなって。
それから、本当に本当に…嬉しそうに笑うんだ。

「うん…」

そう言うと、何度も何度もキスしてくれて。
ぬるりと智くんの舌が唇を割って入ってきて、俺の舌と絡ませてくれる。

「…ぁ、ね…智…くん…」
「ん…も、我慢できねぇ…」

俺の手を取ると、立ち上がらせてくれて。
でも足にうまく力が入らなくて、かくんってなってしまう。

「うわぁっ…」

突然、智くんが俺を姫抱っこして…

「ちょ、おも、重たいでしょ!?」
「平気!」

寝室まで一直線に走っていった。

/ 327ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp