• テキストサイズ

カラフルCU【気象系BL小説】

第5章 ブーゲンビリア-Fseries-


そんなふたりを眺めながら朝食を食べてたら、送迎車がもうマンションの下に来てるって連絡が来ちゃって。

仕事に行く準備を慌ててして。

「じゃあ、行ってきます!智くん!蓮くん!」

いつもどおり、玄関までふたりで見送りに来てくれた。

「おう!気をつけてなー!」
「まー!」
「はあい。行ってきます」

智くんに抱っこされてる蓮くんのほっぺにちゅってすると、智くんも負けじと頬を差し出す。

「俺も俺も」
「ん…」

ほっぺにちゅってしようとしたら、なぜか智くんがぐりんとこっちを向いて。
唇にキス…

「さ、智くんっ…」
「いえーい。今日は目覚めのちゅーなかったから、これで我慢してやるよ」
「ば…ばか…」
「ほら、いってらっしゃい!」

蓮くんの腕をブンブン振りながら、送り出してくれた。

「いってきまーす!」


俺が仕事に復帰してから、智くんは半分育休に入ってる。
グループとしてのレギュラー以外は、全て仕事を休んでる状態だ。

俺が産休と育休で1年以上休んで、今はバリバリと働かせてもらってるからだ。

以前に比べたら、仕事の本数は減らしてもらってる。
産休・育休明けはそりゃもう仕事が目白押しだったけど。
同性のオメガとアルファの結婚はやっぱり珍しいからね。
世界中から、インタビューの申し込みがあったくらいだし。

それももうだいぶ落ち着いてきた。

/ 327ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp