• テキストサイズ

カラフルCU【気象系BL小説】

第4章 シュプリーム


「ぶっ…」
「だあって!一人でこんな高級なもの飲んだって楽しくないだろ?」
「いやそうだけど…」

確かにそのワインは、ちょっと古くて…
値段とかよくわからないけど、高そうに見える。

「それにこんなに一人じゃ飲みきれないしさあ…」
「でも、いいの?せっかくのワイン」
「いいのいいの。メンバーが遊びに来ることなんて滅多にないんだから」

そう言って、ワインのボトルを手に取った。

「んじゃ、開けるよ…」
「うんっ」

ソムリエナイフまで松潤はプレゼントしてたらしい。
おーちゃんちにそんなものがないことを見越しているなんて…さすが松潤だ。
それを使って、ふたりで四苦八苦しながらなんとかワインのボトルを開けた。

ワイングラスじゃないんだけど、なんかそれっぽいガラスのグラスをおーちゃんは用意してくれた。
それにゆっくりとワインを注ぐ。

「わあ…すごい綺麗な色…」

おーちゃんが顔をガラステーブルにつけるようにして、グラスを眺めてる。

「ホントだ…なんか赤色が鮮やかだね」

普段見かけるワインの色よりも、若干赤くて透明。
すごくきれいなルビー色のワインだった。

グラスを手にとって、上から覗き込む。
光を反射して、グラスのワインは波立った。

/ 327ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp