第4章 シュプリーム
ニコニコと素晴らしい笑顔をおーちゃんは見せてくれた。
「じゃあ、今日の夕飯でいっせんまん払う!」
「おお…そうだよねえ…大野船長の釣ったお魚、高いんだよねえ…しかも本人が捌くっていう…!」
「へへ…貴重だろ?」
「うん、貴重」
にっこり笑いかけると、おーちゃんもまたにっこり笑ってくれて。
「相葉ちゃんはさ…やっぱ笑ってるほうがいい」
「え…?」
「そんなこと、さんざん今まで言われてきたんだろうけどさ…」
「ま、まあ…」
松潤の三倍くらい、笑顔求められるからなあ…
「それはやっぱり、相葉ちゃんの笑顔みてると、こっちも笑顔になれるっていうかさ…」
「えっ…ええっ!?」
な、何を言い出すんだ急にっ…
「へへ…俺でもさぁ…」
「ん…?」
「相葉ちゃんが無理して笑ってる時、わかるよ?」
「え?俺、いつもおーちゃんが無理してるのわかってるけど?」
「む…」
「あー舐めてもらっちゃ困るね…俺だって、ちゃんとメンバーのこと見てるんだからね?」
「わ…わあってらあ…」
ぐいぐい俺の事言うくせに…
おーちゃんって、案外自分のこと言われると、嫌がるんだよね…
いや、嫌がるっていうか、照れるのか。