第4章 シュプリーム
一緒にきゃっきゃしながら、体洗って。
なんだかんだ、おーちゃんとベタな話で盛り上がりながら、楽しく風呂に入れた。
べたべたねちゃねちゃするのを洗い流したら、気分もなんだか爽やかになって。
一緒に浴槽入って温まったら、だいぶ心も体もほぐれてた。
めっちゃ狭かったけどね。
カラスの行水のおーちゃんに合わせて、一緒に上がって。
バスタオルを腰に巻いたままリビングに入った。
まだ外が明るくて、びっくりした。
広いリビングの奥にある窓のカーテンは、開いてて。
レースカーテンから、明るい光が入ってきてる。
ガラスのテーブルと、でっかい紫色のソファにキラキラと光りが反射してる。
そっか…そうだよな。
だいぶ早く帰らせてもらったもんな…
なんかいつもは風呂に入ったら夜中だから、感覚がちょっと変…
旅行に来てるみたいな気分…
「相葉ちゃん、そこ座ってて。酒飲む?」
「いや…まだ外、明るいし」
「そお…?じゃあ、コーラ…」
「いや、今日はもういいっす…」
「ぶぶぶっ…そおだよねえ…」
笑いながら、おーちゃんはキッチンに入っていった。
冷蔵庫を開ける音が聞こえて、すぐにおーちゃんは戻ってきた。