第4章 シュプリーム
そのままおーちゃんは服を脱ぎだして。
今、着てたのもそのまま洗濯機に放り込んだ。
ジーパンだけは、洗濯機の横に置いてあるかごに置いたけど。
どしゃって重い音がしたから、財布とか入れっぱなんじゃ…
「相葉ちゃんはその服どうする?俺のでよかったら、部屋着貸すけど?」
「えっ…そこまでしてもらわなくていいよ!」
「別に、洗うのコイツだから。遠慮しなくていいよ?」
「いやいやだって…」
「今日泊まっていくでしょ?」
「えっ?」
「…ううん…泊まっていって?」
「へ…?」
じーっとおーちゃんは、ボクサーおパンツ一丁で俺を見上げる。
「パンツも貸すし、パジャマだって貸してあげるから…ね?」
「いやいやいやいや…」
「いいでしょ!?泊まって行って!ねっ!?」
「えええっ…」
ど…どうしてここまで強固なんだ。
こんなおーちゃん珍しかった。
だって、家は自分の縄張りだから…
おーちゃんはちょっと野生動物みたいなとこがあるから…
なかなか俺たちですら入れてくれなかったのに。
「わ…わかったよ…」
「ほんと?嬉しいなあ…」
ふにゃっと笑うと、男らしくおパンツを脱ぎ去って風呂に入っていった。
「わ…ま、待って…」