第10章 穏やかな一時
先生が眠るソファーの脇に陣取る。
ソファーの脇で頬杖をついて、眠る先生を覗きこむ。
あどけない寝顔。
先生って、かっこいいよね。
寝顔も可愛い。
眉間のシワがなければ。
暫く眺めていた。
先生の寝顔、見てたら、眠くなってきて、
そのまま、ソファーに突っ伏して、寝てしまった。
「ミユキちゃん、ごめん。遅くなって、」
部屋の主がやっと帰ってきたが、待たせていた人物の返事はなくて。
「!?」
よく来るミユキの為に置いたソファー。
そこで、元同級生の腐れ縁の悪魔と人間の女の子があどけない顔で寝ていて、
思わず、写真撮っちゃった。
幸せそうに寝てる。
どんな夢を見てるのかな。
暫くカルエゴが起きるまで、バラムは2人をニコニコと暖かい眼差しで眺めていた。
目覚めたカルエゴは、ミユキのどアップに変な汗をかき、シチロウからの追求に焦りの汗をかいたのでした。
疲れがとれたような、どっと疲れたような、よくわからなくなった先生でした。