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優しい貴方【鬼滅の刃】

第6章 ❀何度でも教えてください


「ふっ、ぅ……ん、ちゅ……」

待ちわびた小芭内さんの唇の感触、舌の温もりに、嬉しくてじわっと涙が浮かぶ。子どもの姿もいいけれど、やっぱり大人の小芭内さんが1番良い。

「んっ、ちゅ……小芭内さぁん……」

「なんだ」

ちゅぱっと唇が離れて、小芭内さんが指で私の涙を拭う。私は小芭内さんの首に腕を回して抱きついた。

「…!」

「好きです小芭内さん…!私を捨てないでっ」

「誰がお前を捨てると言った。死んでも離さないと言ったのを覚えていないのか。」

そう言いながら、小芭内さんは私の腰に腕を回した。裸でこんなにギュッと抱き合うのは初めてだ。

「小芭内さん、私お馬鹿な子なんです。小芭内さんの言ったこと、すぐに忘れちゃう。だから……教えてください。刻んでください。貴方が私を愛してるって……身体に。」

手をスルッと小芭内さんの頬に滑らして、チュッと小芭内さんの唇を奪う。小芭内さんの瞳が、欲を映したのが分かった。

「ならば仕方がないな。お前の望む通りその身体に刻んでやろうか。お前が誰のものか。どれ程俺がお前を愛しているのか。」
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