第7章 ❀縺れ合い解け合い
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ふ、と目が覚めたら、どうやら着替えさせられているようだった。また小芭内さんが全て処理をしてくれたらしい。
隣でスヨスヨと眠る小芭内さんを見ると、
やはりあどけない子供のような寝顔で。
情事中の男の人の顔はどこへ行ってしまったのだろうかと思ってしまう。
「……ごめんなさい、小芭内さん。
早とちりして貴方に愛想を尽かされたと思ってしまいました。本当に、すぐ貴方に愛されていることを忘れてしまう」
そっと小芭内さんの頬に手を置く。
「でも、貴方は何度でも、私に教えてくれるんですね。私を愛してるって。」
でも今日は流石に激しすぎました。
気を失うほど求められるなんて。
嬉しいですけれども。
「ふふっ。…私も、愛してます小芭内さん。 」
寝ている貴方に口付けを落とすくらい、
許してくださいね。
~完~