第3章 デート
公園の水飲み場でバシャバシャ。ハーフパンツみたいなやつだったんだけど、濡れないようにまくって。サンダルだからそのまんま水かけて。
「…」
うん。いや、変な気ないよ?でも…ミキ、けっこ上までまくりあげてて。内腿とかフツ―に見えちゃってるんです。
で、なんか。白いなって。真っ暗なんだけどね、外。公園の街灯もぼんやりなんだけど、でもなんかむっちむちの、キレイな肌ってのはわかる。この距離でも。ま、若いしね。やっぱハリが違…
て。
俺がヤバいか?これじゃ。女子中学生の内腿に視線釘付けとか。ただのキモオヤジ…
や、違うからっ!ホントに、変な目で見てたわけじゃないからねっ!?純粋に見惚れてただけ…もヤバイな。十分ヤバイかっ。
慌てて目をそらし、辺りを見渡した。視線どころか…人影すら全然ナシ。ちらほら明かり見えるけど、多分どっかの家の窓。なんか、ホントに寂しいとこだな…。
で
ミキはと言えば
何か逆の足まで洗い始めてるしっ。
「…ミキ?」
「冷たくて気持ちい~♪大ちゃんもやる?」
「…やんない。もう戻ろ?また風邪ひいちゃうよ?」
「だいじょぶだってぇ~。あ。ね、タオルかドライヤーって持ってないよね?」
「…。ないわ」
「やっぱりー?(笑)」
当たり前かぁって笑ってる。まったく。ホント何言ってんだか。