第2章 おつかい
「おっまたせー♪」
「…」
「…おーちゃん?」
「っ」
…ヤバイ。めっちゃ夢中になって読んでた(笑)。
「割り箸あった?」
「うん。ついでに新製品チェックしてた」
「そっか。何かいいの出てた?」
「んー…。アイス…。でも新製品だから高いし。いいや。ガマンするー。今月もうピンチだし…」
あ、おこづかい。
「じゃ、俺買ってあげる」
「えっ。ほんとっ?なんでっ?」
「んー?大事なこづかいで、無駄なもの買わせちゃったから?(笑)」
雑誌コーナーに目線を向けたら、ミキもわかって。苦笑い。
「いっつも立ち読みなんだけど、『えっ!?』てビックリして、気づいたら買っちゃってたんだよね…」
「スイマセンねぇ、ビックリさせて」
「ホントだよ。しょーくんと相葉ちゃんがチューした時くらいビックリした」
「アハハハハッ!」
って、それと同レベルかい!(笑)