第2章 片想い
「あの、失礼しまひゅ!!」
先輩と顔を合わせるのが、恥ずかしい。
そこにいたらおかしくなりそうで…。
夢中で走っていた。
…先輩に嫌われないかな。
佐「…玩具みっけ(ニヤッ」
まさかそんなS発言をしてたなんて知らずに。
「先輩、かっこよすぎるよぉ…。」
波「あ!!弥生!!どこに行ってたの?」
「波美、実はね…。」
今までの事を全部話すと、驚いていた。
同時に、私の肩を掴んだ。
波「すごいじゃない!!いいなぁ!!!」
「え?え?」
波「アタックしなきゃダメよ、それ!!」
「アタック?誰に…?」
波美はぶんぶんと私の腕を振る。
千切れそうなんだけど…。
波「佐久間先輩によ!!好きなんでしょう?!」
「うん…。だけど!!」
嫌われたっておかしくない。
絶対変な子だって思われてるよ…。
波「まずは話しかける!わかった?」
「今度会ったらね?」
初恋、しちゃったみたい。
まだ私の片想いなんだけど…。