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表な私と裏な彼☆~イナイレ~

第3章 近づく恋心


違う。先輩は、もっと優しくて…。

そんなに冷たい目、嫌だ。

「ど、して…。先輩……?」

佐「そんな顔すんなよ…弥生。」

体ごと強引に引き寄せられた。

私、騙されてたの?

優しくてかっこいいって思ってたのに。

佐「騙される方が悪いんだろ?」

気がつけば、走りだしていた。

その場から逃げるように。

…先輩から逃げるように。

源「かわいそうだぞ、本当に。」

佐「いつもどおりだろ。」

源「…お前、気になってたんじゃないのか?」

佐「あの子が?」

源「初めて見たぞ、そんな顔。けっこうショックだろ?」

佐「自分でした事だぜ?…まぁ、初めて本気になれるかもな。」
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