第2章 片想い
鬼道兄は真剣な目をしてるけど…。
私に、出来るかなぁ。不器用だし。
「逆に…足手まといになるよ、きっと。」
鬼「構わない。弥生が適役だと思うんだ。」
確かにサッカーなさずっと見てたし…。
悩むなぁ、どうしよう?
ふとあの人を見るとわ私に微笑んでいた。
佐「俺達としても、助かるんだよね。」
「…わかった。鬼道兄の頼みは無視出来ないもん。」
なんだか大変そうだけど、頑張ろう。
それに……あの人がいるなら。
でも、そんな事言えない…。
「私、頑張る!!誘ってくれてありがとう、お兄ちゃん(ニコッ」
鬼「…////あぁ。」
佐(へぇ、けっこう使えるかも。)
その後、長い長い自己紹介とかが続いた。
あの人、佐久間先輩っていうんだ。
なんか優しいしクールだし…かっこいい。
佐「タオルの場所とか教えておこうか。」
「あ、はい!!」
ふわっとなびいた先輩の髪が、綺麗すぎる。
触ってみたいけど…恥ずかしい。
佐「ここが使用済みのタオルを置く所で…。」
横顔にもドキドキしてしまう。
なんて整っているんだろう……。
佐「俺の顔に何か付いてる?」
「い、いえ!!!…何でもないです////」
佐「じゃあ、何でそんなに俺を見るの?」
ぐっと近づいてくる、神クラスの顔。
その距離、まさに10cm。
佐「もしかして、俺の事……好き?」
「好きです!!好きですから、離れてください!!」
佐「……予想外。」
とっさに好きって言っちゃった!!
先輩の目は、まるで面白がっているみたい。
だけど…やっぱりかっこいい。