第63章 SS(色々)
影山飛雄(ハイキュー)※R18のため2ページ※
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付き合いはじめて高鳴る鼓動は納まることを知らず。繋がれた手を、今日は離したくは無い。
「…飛雄?」
「…あぁ悪い、何の話だっけ」
「珍しいね、飛雄が話聞いてなかったの」
ふふ、と笑う彼女にどくんと鼓動が跳ねて。付き合い始めた頃と比べればだいぶ笑うようになった頼華。…可愛いな
「あー、のさ…」
「ん?」
「…俺の部屋、来ねぇ?」
「…いいの?」
「むしろ来て欲しい。つーかもう少し一緒にいたい、です。」
そうストレートに伝えれば、目を丸くした彼女。すぐに照れたように笑う彼女の手を握る力が強くなる。
「や、待って、とび、お」
「嫌だ、待てない」
今日は幸いにも家には誰もいなくて。玄関の扉が閉まると同時に口付けを落とした。いつもなら軽い口付けしかしていないけど、深く、もっと頼華が欲しくてたまらなくて。
「ん、ぅ…と、びお、」
「…可愛い」
頼華の口内を貪り尽くして唇を離せば赤く染る頬が目に入る。俺だけの、頼華の顔。
「力抜けたか?」
「だ、って…あんなの」
少しふらつく彼女を横抱きにして俺は部屋に進む。はやく、はやく頼華が欲しくて。
ベッドに彼女を横にして、俺はその上に跨るように覆い被さった。
「我慢出来ねぇけど、いい?」
欲しくてたまらないけれど、頼華に無理強いはしたくないから一応確認のためにそう言った。
「…優しく、してね?」
「…あぁ」
可愛い彼女の頬に手を添えて、さっきよりも深く優しいキスを落とす。一生懸命に俺に応えようとしてくれる頼華の姿が意地らしい。制服の中に手を入れればびくんと跳ねる反応に、俺にちゃんと感じてくれているのが分かる。
下着をずらしてしまえば、恥ずかしさからかぎゅと目を瞑る頼華が視界に入る。
「駄目、目ちゃんと開けて」
「や、恥ずかしい…」
「俺がなにしてるか、ちゃんと見てて」
「…うー」
目を開けた頼華と目が合って。目尻には涙が溜まっているのを確認して、俺は目の前に出てきた双丘にむしゃぶりついた。
「んぁ…!っ、う、と、びぉ…」
ふるふると小刻みに震える頼華は、まるで小動物みたいだ。