第68章 不安分離症(ゾロ)

はぁはぁといまだに荒い呼吸が収まらない。彼の匂いで鼻腔は充満し、眼前に彼がいるという現実と、人に見つかったらいけないというスリルで心臓がばくばくしている。



ふいに、お腹に硬いものが当たっていることに気づく。


「…ゾロ、これ、」

「…ライカのナカに挿れてェ」

「…わたしも、ゾロが欲しい」

「…声、我慢な」




わたしが小さく頷くと彼はわたしのソコに熱をあてがった。


ゆっくりとナカに侵入してくる彼の竿は、いつもより熱くて大きいような気がした。
ゆるゆると打ち付けられるゾロのものに、振り落とされまいと彼の首に手を回す。




「っ…」

「き、もち…？」

「…あぁ、ライカのナカ、マジでヤベェ…」




彼がわたしに感じてくれてることが嬉しくて、思わず彼にしがみつく。





「…っそんな締めんな」




ぱんぱんと肌がぶつかり合う音と、わたしたちの荒い息遣いしか聞こえない。


もう、バレたっていい。彼を感じたい。




「…ぞ、ろぉ…！」

「ば…っ声でけぇ」

「だって、きもち、ぃ…腰、とまんなぃの…！」




気づけば自らも、ゾロのモノが自分のいいところに深く当たって欲しくて腰が動いていた。




「…エロ過ぎだろ」

「ぞろの、せい、だもん…」

「…そうだな、おれのせいだな」




彼の目を見てそう言えば、口角をあげてこちらを見るゾロと目が合って。



わたしたちは口付けを交わしながら、ゾロはわたしのナカに熱を吐き出した。







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「…こんなとこでスるなんて」

「…気持ちよかったくせに」

「…ゾロの変態」

「変態で結構」




わたしたちは顔を見合わせて笑いあった。



夕日が、わたしたちの影を重なって魅せていた。





ほんとにend