第34章 お題3
「チッ、くそ、…っ!」
「やぁぁぁ!また、イッちゃ…!」
挿れてから幾分も経っていないだろうが、すでにXANXUSには限界が来ていた。そりゃそうだ。いつもより締めつけの激しいソコは、今にもXANXUSのモノを食いちぎろうと言わんばかりに求めてきているのだから。
「だ、すぞ…!受け止めやがれ…!」
「ふ、ぁぁぁぁ…!ざんざす、ざんざすぅ……!!!」
いつもより深い奥底に挿っているのを感じつつ、XANXUSは頼華のナカに今までよりも濃い欲望をすべて吐き出した。
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「は、っ…」
XANXUSの荒い呼吸だけが木霊する。頼華はXANXUSのモノを搾り取ると、意識を手放していた。
ずるりと彼女のナカから取り出せば、ごぽごぽと出てくる己の白い欲望。
薬は抜けたか。なんて思いつつ裸の彼女に上着を掛け、横抱きにするとXANXUSは洋館を後にした。
すでにスクアーロを含めた幹部たちは洋館の外にいて、静かに風が通り抜けた。彼らから放たれる雄と雌の匂いに、情事を分かっていたようにただ皆無言で帰化したのだった。
頼華を抱いたまま、ふたりの寝室に入るXANXUS。恐らく頼華は怪我をしてはいない、そう思い彼女の顔についた穢れた血を拭った。
身体を隅々まで吹き上げ、新しい洋服に着替えさせる。
「ん…」
そんなとき、彼女の瞳がゆっくり開かれた。
「…起きたか」
「え…っっあ!!」
XANXUS、と起き上がった彼女は自分のナカから温かいナニを感じて声を上げた。
「…怪我は無いな?」
確認としてXANXUSがそう問えば、コクコクと顔を縦に振る彼女。
「…今日はもう寝るぞ。」
そう言って、XANXUSは彼女を抱き寄せた。
次の日、まったく動けない頼華の面倒を見るXANXUSがいたとか居なかったとか。
end