第34章 お題3
とりあえず手錠を、そう思い憤怒の炎で頼華に傷をつけないように燃やし尽くせば力なく床に倒れた彼女。
「は、ぁ…ぁ、りがと…」
「…」
こんな顔、みるのははじめてだ。
理性を押し殺してるのだろう、彼女の顔はあまりにも艶めかしく。
「ちょ、だ、め…っ…!」
声では拒否しているものの、身体は正直で。XANXUSの触れるところひとつひとつが、心地よく。もっと、と身体は震えている。…本当はヴァリアー邸に帰りたいのだが、頼華をこのままにさせとくのも、なんて思って。
「…今楽にしてやる」
「え…っん、やぁぁ…!」
軽く口付けを落とすだけ、たったそれだけでどうやら達してしまったらしい。びくびくとひくつく体に、XANXUSはゴクリと生唾を飲み込んだ。
_______
「や、ら、も…いき、たくなぃ」
「…まだ駄目だ。イけ」
「ひ、っうぁぁぁぁ…!!」
ぷしゃぷしゃと潮を吹き達する彼女のナカは、かなりうねっていて。盛られた薬__媚薬が抜けるにはまだまだ掛かる、なんて思ったXANXUSは指を増やしては再びナカを掻き回す。
「いって、る…からぁ…!」
「…っ」
涙を流して快感に悶える彼女の姿に、とっくに自身の雄はもう立ち上がっているのだが、今はとにかく頼華を優先すべきと思い指を早めた。
「いや、ぁ…ぁぁ、ざんざすぅ、ああぁ…!!!」
何回目だろう俺の名前を呼びながら達する彼女に、ぎりぎり保っていた筈の理性は簡単に崩れ落ちた。
「ふ、ぁ…や、ぁぁぁぁ!!!」
「っ…く、熱ィ」
頼華を窓越しにこちらに臀を出させた状態でむりやり立ち上がらせると、一気に己の雄を埋め込んだ。
「ざ、んざす、ざんざす…ぅ!!」
「…っは、」
ばちゅばちゅと卑猥な音が室内に響く。なんとか立っていようとする頼華はカーテンを必死に握っていて、彼女の手に食い込むように押さえつけながら、XANXUSは腰を振る。
腰を動かしながらも、目の前にある頼華の首元にがぶりと噛み付けばぎゅうぎゅうと締めつけてくる。それがおもしろくて、噛み付いたり舐めてやればさらに嬌声が増した。