第4章 私の太陽【煉獄杏寿郎】
向かい合い薄茶色の瞳を見つめると深影の瞳が僅かに揺れた
手を伸ばし簪を引き抜くと髪がほどけて甘い香りが漂った
「よい香りがするな」
髪を一束手に取り匂いを嗅いだ
「蜜璃ちゃんから香り水をいただいたんです」
「そうか…好きな香りだ それに深影にも似合っている」
首筋に口付け軽く喰み舌を這わせると 体が固くなり俺の着物を掴む
「深影に触れるのは久しぶりだな…」
首筋から唇へと口付けを落としながらか移動する
深影の両手が背中に回り着物を掴み刺激に耐えているのがなんとも可愛らしい
触れるだけの口付けをすると 足りないのか深影の唇が追って俺の唇に触れる 少し開けた唇に舌を這わせると答える様に深影も舌を絡めてきた
長く深い口付けは次第に水音が響きお互いの唾液がからまり 下で受ける深影が何度も飲み込んでいた
唇を話すと唾液の糸が引き暫くしてプツリと切れる
飲み込めなかった唾液が深影の首筋まで垂れて日の光でひかっていた
それを人差し指で下から上へとなぞり深影の口に含ませる
艶のある女の顔になった深影が指に舌を絡ませ俺を見つめた
退院した後は1ヶ月は大事をとれと言われていたし 無理をさせそうで深影には触れていなかった
もどかしかったのは俺だけでは無いと訴えかけているかの様な深影の視線が下腹部の深い所を刺激する
中指も口の中にいれ舌にからませる 少し戸惑いながらも指を吸い上げて目を閉じた
どうしようもなく深影の恥ずかしがる姿が見たい…そんな衝動を押さえる事が出来ずに指を口から引抜き深影の前に立ち上がった
だらしなく惚けた顔がたまらないな…
「着物を脱がせてくれないか?」
「…は…い」
後ろを向くと手を伸ばし帯をほどいた 着物の袷が緩む
前を向き深影の目の前には 下着の中からでもはっきりと分かる欲棒が硬く反り上がっていた
深影が息をゆっくりと吐いた
俺からは何も言わず深影を見つめていると 下着に手を伸ばし結び目をほどき欲棒を隠していた布を取り去った
耳まで逆上せる位に赤くして上目遣いで見てくる
イタズラ心で反り上がったそれで深影の頬を何度かつついてみた
俯いて動かなくなってしまった深影に 少しやり過ぎたかなと思い 悪かったと頭を撫でようと手を伸ばした時に
深影が欲棒と陰嚢に手を添えた