第1章 歩く姿は… 【不死川 実弥】
蝶屋敷に帰ると早速しのぶ様に、不死川様の所で下働きをしたい事を伝えた。
「わかりました私から不死川さんに話をしましょう」
それから不死川様はまた任務に行ってしまったり、しのぶ様も隊士の治療や任務などで忙しくただ時間だけが過ぎていた
私もアオイさんの下で治療法や薬草などを学び、任務や鍛練で怪我も多い不死川様の役に立てる様に頑張っていた
師走が近づいた頃にしのぶ様から
「お待たせしましたね。1日から不死川さんの所に行って下さい」
「あっ、ありがとうございます」
やっと不死川様に恩返しができる
「そんなに嬉しそうな顔をして」
分かりやすく顔に出たみたいで、しのぶ様から笑われてしまった
「あの人は、色々と分かりにくいので辛いことがあると思います。何かあったら必ず言って下さいね、ちゃんとお仕置きをしますから」
しのぶ様のこの笑顔は本気のやつだ
「はい。相談します…」
それ意外の言葉は返せなかった