• テキストサイズ

かわいいひと

第16章 露草の消ぬべき恋も【宇随天元】




里を抜けた宇随達は縁があって鬼殺隊へ入隊する

嫁達も十分に選別試験を突破する実力はあるのだが 隊士になれば別々の任務に行かなければならなくなり 守る事が出来ない事を嫌がった宇随は嫁達を鬼殺隊に入れる事はなかった

元々 忍としてもかなりの手練れだった宇随は階級を駆け上がり柱に就任した


柱になって3年以上過ぎた頃に 新人隊士3人との共闘で遊廓での上弦の陸との闘いで100年ぶりの勝利をもぎ取ったが
その代償は大きな物で宇随は左目左腕を失い新人隊士の1人は2ヶ月も目を覚まさなかったし 他の2人も復帰までに時間がかかった


宇随は柱を引退したが鬼殺隊には在籍していて最終決戦の時は御館様の護衛を勤めた



満開の桜の時期に鬼殺隊は解散になり平和な夜を迎えられる世界になった










宇随は嫁達としばらくはのんびり過ごす事にして秘湯巡りを楽しんでいる








雲取山に帰った炭治郎達だが定期検診に蝶屋敷にやってくる その時に炭治郎から


「伊之助が山を探検した時に岩の隙間から温泉が湧いているのを見つけたんですよ トロリとした泉質で凄く気持ちいいから遊びに来てください」



天然の岩風呂で泉質も良くて宇随の好きなちょっと熱めの温泉だと聞けば行かない理由はない



嫁を連れての派手に賑やかな道中のついでに炭治郎の兄弟子の冨岡を連れての旅になった


『狭い家だけど良かったら泊まって下さい』


炭治郎のその言葉に今回は甘える事にした 何故なら嫁達があいつらに逢いたがり3人ともソワソワしていたから


途中の町でお土産や世話になる間の食料品とかを購入して炭治郎の家に行った



「キャー!禰豆子ちゃん元気にしてた?」

さっそく須磨が禰豆子に抱きついて頬ずりをする それをニコニコと受け止める禰豆子…

嫁達のなかでは一番年下の須磨と6人兄弟の長女の禰豆子

禰豆子の方が姉さんだな…


そんな事を思いながら再会を喜ぶ皆を宇随は眺めていた




/ 396ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp