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かわいいひと

第15章 骨まで愛して 【妓夫太郎】




最後に茶を口に入れたのは何時だったかすら分からない…ただこうして美津の唾液の混ざった茶なら少しだけ体の中に入れても大丈夫だった

美津の甘い唾液と少し苦い茶が妓夫太郎の口に広がり久しぶりに茶の味を思い出す


帯を解くと美津は自分で脱いで着物を掛けた 薄い桃色の襦袢姿は素人女には勿体ないくらいの丸みとくびれが柔らかな曲線をえがいている…生娘にしてはなかなかに上等の方で妓夫太郎も

花魁番付の関脇くらいには名があがりそうだな…

などと見惚れていた


「畳の上じゃ お前に悪い…場所を変えよう」

美津の腰に手をやりながら寝間は何処だと耳にささやいた










2階に上がり寝間へ入ると 窓ガラスから柔らかな月の光がぼんやりと部屋を照らしていた

妓夫太郎が障子を閉めると少し暗くはなったが鬼は夜でも目は効くので問題はない 布団に美津を寝かせると襦袢を脱がした

丸く柔らかく膨らんだ胸にまだ妓夫太郎が付けた痣が薄く残っていた

その痣に妓夫太郎の指が触れると美津の体がピクリと揺れる

「お前は気付いたか? この痣に…」

美津を上から眺めながら妓夫太郎も着物を脱いだ 痩せて骨ばった体が美津の目に写る…骨好きの美津は妓夫太郎の体に見惚れながら「はい…」と答えた

美津の膨らみに妓夫太郎は吸いつき赤い痣を作っていく

「っ…あ……ん…」

美津の胸の膨らみに赤い痣を咲かせながら上へと移動して耳たぶを甘く噛む



「その痣が消えないうちにお前に逢いたいと思っていたぜ…」


美津の甘い匂いが濃くなり思わず首に噛みついた


「あっ……」

強く噛まれた美津は驚き首を動かした為に妓夫太郎の犬歯が薄い肌を傷つけ血がにじんだ


その血は特別に甘く香り妓夫太郎はそれを啜る 惚れた女の血はまるで媚薬のように妓夫太郎の男を掻き立てた



美津は稀血だ…

わずかな血液が妓夫太郎の味覚を刺激して喉が渇くような感覚が生まれる 血液だけでなくその肉を喰らいたい衝動を押さえた
違う…喰らいたいのは血肉ではない…美津の女の欲を喰らいたいんだ




美津の上に股がり体中に赤い痣をつける


「っ…ん…あぁ……あ」


妓夫太郎が肌に吸い付く時に痩せた体の割には大きく固い欲棒が美津の下腹部にあたりその感触に美津は刺激され胸ではなく子宮がキュンと疼いた


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