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かわいいひと

第12章 私の太陽 令和編【煉獄杏寿郎】




パタンとドアが閉まる音がして目が覚めた隣に杏寿郎は居なくてリビングに行く

テーブルの上にメモがあった


「優しくしないで」と自分からお願いしてそれに応えてくれた後遺症で体のあちこちが痛む…



洗面所の鏡で肌を確認するとキスマークはお願いした通りに1つも付いて無い

シャワーを浴びると弾かれ吸われ噛まれた乳頭にお湯がしみて昨日の行為の激しさがよみがえる

でもこの痛みが愛された証しだから嬉しかった



杏寿郎が帰ってくる前に朝食…と言っても11時になるから昼食?の準備を始める

さつま芋ご飯のおにぎりがまだ余ってるからそれを食べるとして…杏寿郎の大好きなさつま芋の味噌汁を作ろう
それと…塩鮭もあったし 玉子焼きと昨日漬けておいたキュウリと生姜の浅漬けもある
なかなかちゃんとした朝食メニューになりそうだ



味噌汁と玉子焼きが完成した頃に杏寿郎が帰ってきた


「いい匂いがするな」

私を後ろから抱きしめて耳の後ろをクンと息を吸い込む くすぐったくて…幸せだ


「いい匂いって…ご飯?私?」


「ふっ…可愛いい事を言ったな?どっちも食べたくなる匂いだ…いいのか?」

肩にかかる髪を手ですくい昨日噛まれた耳をまた甘噛みされる


体にはキスマークや噛んだ痕は付いてない でも…私の躾に強く噛まれた耳だけ赤くなっていた


「っ…今から食べていいのは朝食です…後は魚を焼くだけだから その間にシャワーを浴びてきて」


「ご飯だけか…それは残念だ」


笑いながら洗面所に行く杏寿郎の首にしっかりとタオルが巻いてある…
料理で火を使うと調理をしている私は暑かったけど杏寿郎は少し寒いのかった?


「タオル巻いてるけどエアコン寒い?」


「あぁ…これか…」


タオルを外しTシャツを脱いだ杏寿郎の体は私の体とは違い赤い痣が散らばっていてタオルの巻いてあった所の痣が一際大きく色も濃かった


「首にまで…ごめんなさい先生なのに…」


「ちゃんとネクタイをすれば見えないぞ多少暑いがな!そうさせるほどに海景を愛せた証しだからな大丈夫だ!

だが不死川には見られた!」



明るく笑いながら洗面所のドアを閉めた


「不死川さん…か」


前世の私には優しくてお兄さんみたいな人だった…けど…あれを付けたのが私だと知られたんだな…

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