第12章 私の太陽 令和編【煉獄杏寿郎】
蜜の溢れる中に指を入れる くちゅ と音がして奥へと飲み込んでいく
中は固くはなく柔らかく指を包む 指を2本に増やしたらさすがに窮屈でゆっくりと解すように動かした
「海景…大丈夫か?」
「うん…」
深影の弱かった所に指を深く入れて膣壁を刺激すると背中をしならせて高い声を上げた
「んっ…う…っ………」
声を飲みこむように深く深く舌をからめ口付け上の口も下の口も塞ぐ
指を3本に増やし中をかき混ぜ刺激すれば奥から蜜が溢れぐちゅぐちゅと水音が大きくなる 膣壁が蠢き俺の肩を掴んでいた海景の手に力がはいる
「ふっ…んん…っ…ぁ…っ…」
太腿がビクビクと痙攣を始め指を膣壁が締め付けたと思ったら奥からヒクヒクと痙攣がはじまり海景の腰が浮き上がりくたりと脱力した
奥まで貪るように絡めた舌を解放して唇を離すと 受け止められなかった唾液が首まで流れていた
酸欠の為かイッたからか…多分その両方のせいで海景は息を乱し焦点の会わない瞳は濡れて揺らめいていた
「杏さま…杏さま…」
体には余韻が残っているみたいでまだ中にある指がヒクヒクと何度も締めつけ それと同時に体も震えていた
昔の呼び方で俺の名前を口にしながらすがり付き蕩けるような顔を向ける海景がたまらない
指を抜くと 白く白濁した蜜がドロドロと溢れ海景がどれだけ俺の指で乱れ感じていたかが解った
蜜に血は混ざっていなかった…
そうか…海景は初めてではなかったか…
それはそれで少し残念な気持ちもあるが…今から10年分の思いを海景にぶつけても苦痛は伴わない…そう思うと安心した
避妊具はないが海景と結婚する以外の選択肢は全く無い…だから…
「海景…このまま入れていいか?」
蜜を欲棒に絡ませ入り口に浅く挿入してから聞いた
「はい…杏さま…杏寿郎の全てを下さい」
健気にも手を伸ばし俺の頬を包み微笑む
「愛している」
「私も愛しています」
ゆっくりと奥まで挿入すると海景の中は俺の欲情をちょうどいい具合に包みキュッと締めつけてくる
首に回された腕が体を引き寄せるように力が入るから それに任せ海景を抱きしめ柔らかな口付けを交わした
「ごめんなさい…」
唇を離すと海景は目尻から涙をこぼした