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かわいいひと

第12章 私の太陽 令和編【煉獄杏寿郎】




伊黒先生を見てると首元から白いのがひょこっと顔を出した赤い目と視線が合う…


あぁ…鏑丸くん…


すぅ と伸びてきた彼が私の頬を赤い舌でチロリと舐めた


「ふふ…くすぐったいよ…鏑丸くん ん?あれ…なんで…かぶら…丸?」


普通いきなり蛇を巻いてる人居たらビックリするよね?なんで私は普通に受け入れてるの?鏑丸って…

でも…かわいい…って思う


鏑丸くんと見つめ合ってると今度は鼻の頭をチロリと舐めてきた




「鏑丸!それ以上はいくら君が爬虫類でもダメだぞ!」

突然背後からの声に体がビクッとなる 目の前の鏑丸くんはシャーと声の主である煉獄先生に威嚇をして伊黒先生の首に戻っていった


「師範!海景ちゃんと一緒にご飯食べにいきませんか?」
















『師範!』

カランカラン…木刀が床に落ちる音が聞こえた後に



『師範!お腹空きました休憩しましょうよー!』

蜜璃ちゃんの悲痛な声が響く


『杏寿郎さん蜜璃ちゃん…少し休まれませんか?お茶を入れましたよ…今日は桜餅ですよ』

『キャー!深影ちゃん大好き!』




















現世で甘露寺が俺の事を「師範」と呼んだ事は無かった
不思議に思っていると叶芽に肩車をしている宇随が海景の側にきた

「今日は俺達…昔馴染みで飲み会でさ 色々と迷惑かけたから…白井さんが良かったらご馳走させてくんねぇ?」


海景は少し考えてたが

「とても嬉しいお誘いですが…帰ります…荷物も多いですし…今日は…ちょっと疲れてしまいまして ごめんなさい」


本当に疲れているのか海景はぼんやりとしていた

「仕方ないな!じゃあ車に行こう!」

叶芽はバタバタと喜び宇随が「あぶね!」と慌てて叶芽を下ろした


「またな深影…」


「はい…天元さん…また」


ぼんやりしたまま海景さらりと宇随の事を「天元さん」と呼んだ

本人はその事には気付いてなく叶芽の手を繋ぎ俺の後ろに着いて歩きだした

















送った後に合流した居酒屋で海景の話にはなったが


「俺の為にありがたいが 余り無理に引き出そうとしないでくれ…大分混乱していたみたいだからな」



海景をあまり刺激をしないって事を約束して元柱の飲み会は解散になった




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