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かわいいひと

第10章 happybirthday【不死川実弥】




宇随天元様


不死川さんの所に男女の双子が誕生しました
母子ともに無事です


竈門炭治郎






派手にでかい腹は双子だったか!


「おい!三冬は双子を産んだぞ」



双子となると禰豆子だけでは大変だろうと嫁達が騒ぎだし
誰が行くかで派手に揉めていた…ようは三人共双子にも三冬にも禰豆子にも会いたいのだ



「おい!ささっと用意しろ!全員でド派手に出発だ!」



派手に嫁思いな俺の一声で嫁達がぱぁっと笑顔になった



走りに走って不死川の屋敷に着くと、玄関先で竈門らが中に入らずに揉めてる

耳を澄ますと…不死川が三冬にしか聞かせてない柔らかな声で幸せだと泣いている

……これじゃ…確かに邪魔できねぇ


静かに待つのも地味なんで嫁達も一緒に屋根に登り、堂々と盗み聞きをしてやる


最後に「頼むな……か…」


嫁達も元は忍だから耳はいい、須磨は途中から鼻水たらしながら泣いてるし

まきをと雛鶴も頷きながら泣いていた


不死川は俺と我妻が派手に聞こえているのは分かってて言ったな


素直な不死川は正直気持ち悪いが



「言われなくても俺達がちゃんと守ってやるよ 三冬はもう家族だからな」


嫁達も頷いていると声がかかった

「ーーーー降りてこいよ」



さぁ…ド派手に宇随様の登場だ!









先に居間に行くと…竈門と嘴平がたんこぶを作って座ってた

三冬の寝室をいきなり嘴平が開けて、止めにはいった竈門も一緒に不死川に拳固をくらったらしい


お茶は嫁達がもってきて、不死川と禰豆子が双子を我妻が布団を持ってきた


まだ産まれて1日もたってない小さな赤ん坊が二人ならんで眠っている


誰の赤ん坊でも猿みたいにしか見えなかったが…なるほど……不死川も素直になるのが分かる

知っている奴の赤ん坊はこんなにも可愛く見えるもんなんだなぁ



「名前は考えてあんだろ?」


「あぁ…」


不死川が懐から出した紙に双子の名前が書いてあった



命名 小太郎 こたろう

命名 暁 あかつき





「お前らいい名前もらったな…」








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