第9章 恋に落ちる 2 【不死川玄弥】
するり と襦袢を畳に落とした瑞穂さんに目を向けると
淡い光が瑞穂さんの瑞瑞しい肌を照らす
少し筋肉質な体に不釣り合いなくらいの豊かな乳房に丸みのある臀部が女性らしくて頭から足の指先までじっと見てしまう
風柱を二人にしてもいいのでは…と言わしめた努力と戦いの痕が体に残っていた
左肩から右の乳房にかけて一際大きな傷に触れてなぞる
俺が触れたら瑞穂さんの体がピクリと動き鳥肌がたった
「この傷は…?」
瑞穂さんの唇に唇をかさねる
「……初めて鬼を見た時に出来た傷」
触れ合っている唇が喋るたびにくすぐったい
「玄弥も脱いで…」
「脱がしたい?」
同じ事を瑞穂さんに聞いてみると「脱がしたい」と言われて隊服のベルトを引き抜かれ上着のボタンを外されていく
潤んだ目で見つめながら脱がされる行為は思った以上に恥ずかしい…体が熱くなり下腹部に熱がこもり男の部分が固くなっていくのが分かる
上着を脱がされて瑞穂さんに初めて素肌をさらす
俺の体も傷だらけだ…瑞穂さんは傷ではなく鍛えた体の筋肉を手の平でペタペタと触っては顔を赤くして笑っている
「すごい鍛えてるね悲鳴嶼さんの筋肉のつきかたに似てる…」
両手を広げ背中に手を回して抱きついてきた
初めての女性の体…しかも裸で抱きつかれ乳房の柔らかさに驚いてしまう
ピッタリと重なる瑞穂さんの体温と感触にますます主張する欲棒に瑞穂さんが手を伸ばし隊服の上からなぞる
「…っ」
思わず漏れた声に答えるように瑞穂さんがため息を吐きながら
ズボンと下着を脱がしていく
窮屈な所で主張しはじめていた欲棒は開放された途端に勢いよく臍に向かい硬くなっていた
それを瑞穂さんは絶妙な握り具合で袋をもて遊ぶように指先を動かして竿を撫で上げてから膝をついた
筋を浮かべて赤黒く主張する俺の欲棒の先端に瑞穂さんの唇が始めに触れた
「っ…瑞穂さ…ん」
思わず腰を引く俺を瑞穂さんが見上げてくる
目が潤み頬を赤く染めた瑞穂さんが俺を見ながら舌でペロリと先端の出口を舐める
初めて見る欲情した妖艶な顔と舌の感触に体が痺れる
俺が逃げないように瑞穂さんが腰に手を回して口一杯に欲棒を含み少し吸い付いた
「はっ…ぁ…っ…」
初めての感触と刺激に声がもれた