第9章 恋に落ちる 2 【不死川玄弥】

吸い付きながら先端から根元へと何度も往復をくりかえす

玄弥の先端から滲みでた液が口の中を苦くさせた


時々顔を上げると、私の与える刺激を受け入れながらも、目を閉じて射精を我慢する表情に淫らにも私の子宮は疼き膣は潤いを増していく


指先で裏筋を撫で強く吸い付けば口の中の欲棒は一段と膨らみ玄弥が腰を引いた

逃げる腰を追うように喉の奥へと飲み込んでいく

「み…瑞穂さん……ダメ…出る」



出して…玄弥の全てが欲しい


そんな思いで深く飲み込み裏筋を再びなぞると


「あっ……でる…」


玄弥の体がビクッと跳ね
喉の奥に玄弥の精液がドロドロと流れ込んできた

「くっ…ぁ…」


初めての刺激に声を漏らしながら精を吐き出す玄弥が愛しい
玄弥の全部を受け入れたくて欲棒が少し柔らかくなるまで口から離さず咥えていた


「っ…ぁ……大丈夫？」


私が力を抜いたら玄弥はズルリと口から欲棒を引き抜いた

まだ少し張りの残した欲棒と私の唇は唾液と精液の混じった白い糸で繋がりプツンと途切れる

口一杯に広がる苦味と生臭い臭いのする精液をコクリと飲み込んだ


「大丈夫…玄弥の…飲みたかったから…」

少し先端から染みでた液をペロリと舐めて玄弥に微笑むと

真っ赤になった玄弥は私を布団に押し倒し首筋を強く噛んだ

首筋から始まり乳房、乳首、二の腕、脇腹、太股の内側、ふくらはぎ、最後に足の親指を噛まれた

「あっ…ぁ…痛い…ぁ…玄弥…っ…痛い…」

本当に強く噛むから私は半ば叫ぶような声を上げる

始めは痛みしか感じなかった刺激が噛まれる事に慣れたのか
ひっくり返されて背中を噛まれる頃には腰が揺れて敷き布団にしがみつきながら喘ぎ声を上げていた


「瑞穂さん…瑞穂さん」

うわ言のように何度も名前を呼ばれ

背骨をなぞるように舌を這わされた


「あ…っ…玄弥……」

震える体をもて余してると、再び向き合う体制に玄弥から返された


全身に広がる痛みと甘い刺激にきっと私の顔はだらしなくなっている

そんな私の顔を見る玄弥は悲しい顔をした

そんなに不細工な顔をしてる？
少し不安になる

「…玄弥どうしたの？」


玄弥の頬を右手の指先でそっと撫でる



「ごめん…痛いって聞こえたけど…我慢できなかった」


肩についた歯形に玄弥の指が触れた