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かわいいひと 【鬼滅の刃】

第8章 願わくば花の下にて 【鬼舞辻無惨】





7人目の弥世が植えた小さな藤の木は時が経ち立派な花を沢山付けるまで大きくなり
8人目の弥世は大正の時代にまた私の元に戻ってきた



「やっと…300年と時間はかかったが…弥世を呼べるだけの力が戻ったのだな」


満開の藤の花の下で振り向いた弥世は、花に負けないほど美しく私の体は震えた



ガス灯や電気に驚き目を輝かせる
洋服を着せた時の弥世は目眩がするほどだった

これだけ夜も明るくなれば、太陽の克服は時間をかけるかと、思っていたが弥世を見ると二人で太陽の下を歩きたい思いは強く渇望へと変わった








弥世が23歳になる年に宿敵としていた鬼狩りから、太陽克服者がでた事を知り一気に畳み掛ける事にした


成功すれば私は完璧な存在…昼も夜も支配する王になれる…




今思えば、なんとも愚かな考えだった…




















最後の戦いに行くと弥世に告げて産屋敷の屋敷へと移動した

まさか…こんな…こんな…戦いになるとは思ってはいなかった

あの女…珠世の執念がこれ程とは…あの女の作る薬を甘くみていた…


鬼狩りが万が一弥世に気付いている可能性を考え、鳴女の目の1つを弥世に付けていた



「弥世様は安全です」



鳴女の報告に心底安堵して解毒へと集中した






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