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弱ペダ:巻島裕介と触れあい10題

第2章 額をこつん:同学年箱学 甘





最寄りの駅まであと少し。

ピタッと、巻島が立ちどまった。

「裕介??」

不思議そうに首を傾げる愛羅に彼が次々に問う。


「今日、金曜だ。」
「明日、土曜ッショ?」
「学校、ない、ショ?」


愛羅が最後に首を縦に振ったところで
ぴったりと止まった巻島。



「、、、うち、来るか?」

少し頰を染めた巻島がポツリと呟いた。



「え、、、」


今なんて?
うち来るって言った?




嬉しすぎて 言葉が出てこない。


私 幸せすぎて死ぬかもしれない。





言葉に詰まっている愛羅を見て

「いやなら、いいショ。」

再び駅への道を歩き始める巻島。




「待って待って待って、嫌じゃない!!
行きたい!行きたい!
行かせてくーだーさーいー!!」


愛羅は歩き始めた彼の腕を引っ張る。


「わかったわかった。 シーーッ。」

愛羅の様子にクスリと笑みを漏らし、
巻島は彼女の唇に人差し指を当てた。



2人は巻島の家に向かって歩き始める。
繋がれた手が愛羅の気持ちを表すかのように
楽しげに揺れていた。



「愛羅、」
と、巻島が呼ぶと
「なぁに?」
愛羅はニッコリ笑って返事をする。





一緒にいたいと思ったのは俺で



離れたくないと思ったのは俺で



彼女にもっと触れていたいと思ったのは俺だった。




でも何故か、愛羅も同じ気持ちな気がした。




「、、、ありがと、ッショ。」





fin






あとがき。
下校に時間かかりすぎではないだろうか。

激かわヒロインとちょっと積極的巻ちゃん。
ヒロイン同学年設定をあまり活かせなかったです。

最後までお読みいただきありがとうございました。


2020.01.29 朱華
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